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3学期半ば〜養護教諭は何をする?未来へつなげる見守り〜

3学期半ば〜養護教諭は何をする?未来へつなげる見守り〜
エスタ

1年間の締めくくりである3学期。養護教諭として何を意識しながら仕事をしていたかお話させてください。

3学期は気持ちが落ち着かない?

寒い季節はどうしても気分が落ちやすくなります。
天気も曇ったり晴れたり時には雪も降ったり、地域によっては積雪により災害に遭うこともありますよね。
日照時間も短くなり、太陽に浴びる時間も減るためとも考えられます。

ですが、それだけでしょうか?天気云々はどこでも聞いたことがありますよね。
私が今回、なぜ3学期は落ち着かないかと考えた時に、1年間の締めくくり要するに最後だからです。

この教室、クラス、先生、友達もしくは学校。

残り1ヶ月ほどで終わります。来年度になれば大きく環境が変化する子もいますよね。
4月から不安や心配が始まる?とは限らないと思いませんか?実は3学期から感じている子もいるのです。

この3学期に何を意識して子どもを関わっていたのか話ししていきましょう!

養護教諭は見守るに徹するのか!?

皆さんに聞きたい。養護教諭は見守る存在なんでしょうか?

3学期は成績や受験、進級、卒業と別れや始まりの準備が交差する時期です。
養護教諭のあなた、これから目指すあなたはどう考えますか?

『見守る』とは、子どもの日々の変化を見守ること?きっとそれだけではないはず。

私が特に『見守る』で意識していることは、『未来へ繋見守り』です。
何言ってんだ!?と思いますよね笑。しかし、至って真剣なのです!!

子どもを一生見守ることは、ほぼ不可能です。2回言います、ほぼ、です!
進級した時か大人になった時かタイミングはわかりません。

気持ちを言葉で表現する子や悔しい気持ちを行動で表現する子、気持ちがうまく言葉にできない子。
一人ひとりのペースそしてステップで一緒に考え悩みそして自ら表現や分析の道を作っていく。そんな感覚に近い気がします。

いつかきっと養護教諭として伝え続けた生きる力は、子ども自身の力になっていると信じ『未来へ繋げる見守り』を意識しているのです。

送り出す準備と居場所の在り方

最後に、お伝えできること。それは…
少しずつでもいい。距離をとっていくことも必要なんじゃないかと思います。

この時期こそ支えなければならないこともあります。受験生や他の気になる子たちも場合によってはです。
しかし、何度も言いますがズーーーーーーっと一緒に側で支えることはほぼ困難なのです。

もしかしたら、来年度転勤なんてこともあり得ます。

では、どのように送り出すか考えてみましょう!
いきなり保健室への来室を拒否することは決していい方向へはいきません。
ましてや『未来へ繋げる』力は身につきませんよね…。

「距離をとる」とは物理的な距離のことではありません。

子どもたちがSOSや充電をしたい時は受け入れますよね?それは変わりません。
しかし、子どもの考える頑張るタイミング?回数?を増やしていくイメージです!!

スモールステップを増やし、子どもの自信を増やす。
それは送り出す準備にもなり、子ども自身が保健室や養護教諭という居場所への認識も変化していきます。

子どもの背中を押すことも養護教諭として必要な力だということですね。

私の経験に基づいた、そして自戒を込めて記させていただきました。
みなさんはどのように3学期を過ごし、そして送り出すか機会があれば教えてください!

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