合格体験記 教員採用試験

【経験談】教員採用試験に合格した日の事は今でも鮮明に覚えている

【経験談】教員採用試験に合格した日の事は今でも鮮明に覚えている

教員採用試験が近づいてくる夏は正直しんどい。

ずっと1つの目標だった教員採用試験の合格。
合格した日の事ははっきりと覚えている。

みんこ

大人になってからこんなに喜ぶ日がくるなんて!

合格発表の日

忘れもしない合格発表の日。

教員採用試験の合格発表の日は体育大会だった。
1日中外にいるためPCも見ることはない。
休憩中も応急処置で慌ただしくしていた。

体育大会が終わり
「無事に終わりましたね~!」と言うと、
「どうだった?」と聞かれた。
「皆の元気な姿が見られてよかったです!いいですね!体育大会!!」と答えると、
「そっちじゃなくて!!今日、教採の合格発表でしょ?みんな途中で合格発表見てたみたいよ!」

「…あっ。そうだ。今日だった。」

頭の中は体育大会で一色だった。
今日1日、大きな怪我なく終わったらいいな~とばかり思っていてスッポリ頭から抜け落ちていた。

あれほど頑張ってきた教員採用試験の対策。
もうこれでダメだったらと思ってやったから悔いはない。
そんな思いで過ごしてきた。
もうすぐ発表、もうすぐと手帳にバツをつけながらドキドキしながら合格発表の日を待っていたのに、忘れるなんて。

見つけた番号

片付けが終わり、夕日が差し込む保健室。
スマホで合否発表を見てみると…あった。

え、あった。あってるよね?これだよね。
と1つずつ何度も何度も番号を確かめる。
あまり実感はない、が、そこに数字があった。
その時意外だったのが
「はじまりだ。」と初めに思ったことだ。

「試験終わったー!」「もう受けなくていいやー!」「やったー!」と思う前にそう思った。
もう少し解放感に浸ってもよさそうだが、どこか今までの受験とは感覚が違った。

採用試験に落ちて、職氏名と記入する時には臨時講師(養護担当)名前。と書くのがどうしても悔しくて。
もちろん講師であっても1人前の仕事をしようと同じくらいの気持ちで頑張っていたが、でも、やっぱりどこか違う気がして。

堂々と「養護教諭」と書けた時は気持ちが高ぶった。
そんな小さいこと?と思われるかもしれないが、私にとっては本当に嬉しいことだった。

それと同時に恐怖心がでてきた。
本当に私、大丈夫?やっていけるの?
合格発表があった日からの講師半年間はそれまで以上に勉強をした。

そして、正規採用されてからもずっと日々勉強だ。

足早に先生方に報告に行った。
「おめでとう!」「よかったね!」とたくさん言ってもらった。
その中でも一番うれしかった言葉は「嬉しいけど、寂しいな」だった。

私の地区では採用試験に合格すると翌年度には「異動」が確定する。
4月から働きだして約半年。
新卒で現場のことは何も分からず反省の日々。
「迷惑をかけちゃいけない」とばかり思っていた私は
いなくなると「寂しい」と言ってもらえる存在になったことが嬉しくて。

その日から、また、頑張ろうと思った。

その後の生活

合格したのに不安になった。
とても不思議な感覚。
臨時講師でも1人で働いている人がいる。
それは知っているけれど、いざ自分が1人になると思うと不安しかない。
やっと慣れてきたこの職場で、これから役に立てると思っている時に、まだ半年あるのに、半年後にはいられない。
でもどこに行くのかもわからない。
自分の責任は自分でとる。
当たり前だがさらに引き締まる思い。

倍率が高い中、合格した養護教諭として、恥じないように働いていこうと決意した日でもあった。

新卒で採用試験に不合格。
頭は真っ白。4月から自分だけ働けなかったらどうしよう。
不合格が分かった時に私がとった行動をまとめていますので合わせてどうぞ!

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