受験者 教員採用試験

教員採用試験に落ちたらすぐにすること。新卒・講師の転職活動で自分を知った経験

教員採用試験に落ちたらすぐにすること。新卒・講師の転職活動で自分を知った経験

教員採用試験1回で合格したかったんだけど、落ちちゃった。

私は新卒1年目の時に第一志望の地域を落ちたため、1年間講師で働き、次ダメだったら適性がなかったと諦めようと思っていました。

机上の勉強も面接もできる対策はこれ以上ないと言うくらいにやって、本番も点数をとり、ミスなく行った…と思っていたのに。
合格発表の画面を見て「なんで、番号ないの?」と思ったほど。

結局、新卒の時とは違う都道府県で縁があり、2回の教員採用試験で合格しました。
(ちなみに私には身内に教師はおらず、全くコネはありません。)

そんな私が採用試験に落ちた後何を考え行動をしたのか全て書きました。

教員採用試験に落ちた時の感情

なんで落ちてんねんっ!!

これが正直な感想。(関西弁丸出しですみません笑)

自己採点の点は良い。面接でも周りの意見も聞いて自分のことも表現した。
納得できない。

なんで、なんで、なんで。めちゃくちゃ悔しい。
結果を見たその場で受験票をビリビリに破り捨てた。

「勉強してなかったからね~」なんて逃げる気もなく、真っ向勝負で挑んだ。

教師を目指していない友達の遊びの誘いも断り、その期間はバイトも行かず、彼氏も放置で。
採用人数が少なく倍率もかなり高く、さらに現職枠で受けている人も多いため1次試験から進めるのは何人?と思ったりもしていたが、そんなことは関係ないと突っ走った。

結果は番号がない。何度探してもない。
あるはずなのに、ない。

全力でやって、手ごたえはあった。それでダメならこの土地に縁がないと思い…
「もう、絶対受けないから!採用された土地で実力つけても受けなおさないから!」と。
落とされてもなおこの強気さ。自分でもこわい。(笑)
でもそれくらい真剣に取り組んだのだ。

「次、受けてダメならその場ではなく養護教諭の適性がないと思おう」とあと1回しか受けないことを決意した。

試験の振り返り

まずはこれですよ!
だって、養護教諭になりたくて、大学にも進んで、夏休みも返上で忙しい実習も頑張って、免許取って。
そんなの一回で諦めるような熱量じゃないです!

でもね。

正直、めちゃくちゃつらかったんです。

大学生活は続くし。
受験する都道府県によっては養護教諭でも倍率が低いところもあるのも事実。
「受かったぁ~」と喜ぶ同級生を純粋に羨ましいと思っていました。

おめでとうって笑って言うけど、悔しい。
その度、なんで落ちたの?何が悪かった?と繰り返す日々。

自己採点の結果、筆記…かなりいい点のはずだった。
これって満点しか通らない試験なの?何でこんなに難しいの?

面接…個人も集団もそつなくこなしたはず。
面接指導に行っても割と褒められてた方の受験者だったけど、何がまずかった?

振り返りもした。
反省もした。
でも、何も見えなかった。

転職活動をしてみた

高校生の時から養護教諭を目指していたので、それは、もう、「就活」と言うものを知らないんですよ。

周りの友人もほぼ全員養護教諭の道を目指していたし。
(教育実習に行って、数人、私には合わないと一般就職した人ももちろんいましたが。)

こんなに頑張ったけど落ちたし。
あと1回受けてダメなら適性がないってことで別の道進もう!って決めました。
(これだけ勉強して落ちるなら無理だろうな、と諦められるくらい1年間はさらに勉強しようと。)

「第二新卒枠」での転職活動開始。
探すときの条件は

  • 教員採用試験の結果が出た後に本格始動(秋頃~)
  • 職種はこだわらず、給与は多く、土日は休み

企業名も、仕事内容もわからないので条件を出そうにも出せず、「まぁ、こんな感じ?」と。(笑)

養護教諭の教員免許しか持っていない。これってマニアックすぎて一歩学校から外に出ると「何もない」という感覚に陥りました。

就活する予定もなかったのでTOEICも簿記も持っていない。

こんな私でもどこかで働けるのかな~と(メンタルズタボロだった。)
転職の登録のために実際に面接をしてもらうと、基本は年齢と学歴しか見ていない印象だったが、「おぉ!こんなところからもオファーが来て受けられるのね!」とちょっと自信が戻った。
私、とても単純純粋なんです。(笑)

転職活動をしてみてよかったのが全くの他人に自分のことを客観的に見てもらえる機会を得られたと言うこと。
それは自分の第一印象を言語化してもらえるということ。それが自分の強み。

私の場合、
話しやすく優しい雰囲気、明るい声、前向きな姿勢
と言ってもらえた…これ、やっぱり養護教諭に向いているということよね?

自分の長所だと思っていたことを他人に認めてもらえると嬉しい。
転職活動の面接官なんて、すごい数の人間を見てきてるわけだから、その相手がどう見たかが教員採用試験での面接官の目に映る自分の姿と言うこと。

うん、私、いいところいっぱいあるよねっ♪

新卒の時には試験に落ちてすぐ、登録・面接を済ませておいた。
2回目の試験では全力で教員採用試験を受けて結果次第で動こう、そんな感じ。

新卒・教採終了後は就活もほぼ終わっている。
若手専門の転職サイトなら紹介される企業も豊富で卒業時に講師の電話がなくても4月就職に間に合うと思い、私は有名なリクルートが運営している就職Shopを利用しました。

実際、大学卒業後に公務員試験に挑戦していたが失敗して途方に暮れていた人の利用実績もあり、皆口に出さないだけで、意外と同じような境遇の人はいるのかもしれないと思いました。

まとめ

養護教諭として正規採用されるまでにも悩み、葛藤し、落ち込み…本当色んな事がありました。
それでも諦めなかったのは結局「養護教諭になりたい」と言う気持ち。

直接見ることのできない唯一の存在。それは「自分」。
だからこそ、知ることが一番難しいのかもしれません。

きっと、あなたも大丈夫。
目指した道は間違っていない。
遠回りしてもいい。

でもどうか腐らないで。

あなたには自分でも知らない良いところがいっぱいあるはず。

初めて会うからこそ客観視してアドバイスをくれる。その経験から見えてくる「自分」。
そんなあなたの良いところを見つけたり、自分のことを知る機会として、登録してみてはいかがでしょうか?
(新卒で講師の電話が来なかったらどうしようと不安になったり、来年このまま講師が継続できるのかな?と不安になる時には、とりあえず登録しておくと安心です!→就職Shop

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