
養護教諭による引き継ぎ。過去の経験談も話しています!
養護教諭も、もちろん引き継ぎをします!
「引き継ぎ」と言っても、マニュアルがあるわけでもないんです。養護教諭によって人それぞれなんです。
だからこそ、今年、初めて引き継ぎする方、もしくは来年の3月に引き継ぎを受ける方に少しでもイメージしてもらえるように記していきますね!
12月から準備せよ!!
なぜ、12月から準備するの?疑問を持った方も多いはず、配属先が分かりその後に引き継ぎがあり、ほとんど3月に実施。
では、子どもたちが午前授業になり、引き継ぎ前の3月上旬ではいいんじゃないの!!?正直なところ、それでは遅いと私は考えます。
引き継ぎって一体何を引き継ぐのか。
・書類管理(どこに何を置いてるか、いつまでに締め切りかなど)
・健康診断実施内容(どこの教室実施、掲示物、設置、実施日程、学校医へ挨拶日程など)
・4月〜、毎月の計画と実施
・行事等(救護係、引率、どこまで養護教諭は役割を担うか)
・学校保健計画及び学校安全計画
・学校環境衛生について
・要配慮(疾患など)、頻回来室者
・保健教育、保健指導
・学校保健委員会や保健委員会活動
項目をあげるだけでも、これだけの量があるのです。3月から準備をしていては間に合わないかもしれないと思っていただけるでしょうか。
私は、できる限り詳細に記載した引き継ぎ用のファイルを作成していました。
書類は何処へ…
4月から赴任をして困るのは、赴任先の先生だけではありません。
私は、詳細に記載した引き継ぎファイルを作成する前の話になります…
前任校にて、子どもたちのことや健康診断など4月から困らない程度に、これから赴任する先生に引き継ぎをしました。そして、4月から私も新しい赴任先にて健康診断や書類提出など仕事に追われていました。それと同時にほぼ毎日、就業時間頃に携帯に電話が鳴るのです。
前任校「先生、この書類がないんです。あれはどこにありますか。」と。
私は、「あの書類はあそこにありますよ。あれは、〇〇先生が担当だと思うので確認してもらっていいですか。」と。
一番に、申し訳ないと感じました。私も頭が回らない時期だったため、今思えば、丁寧に答えることができたのか自信がありません。そして、引き継ぎが安易すぎたのかもしれないと後悔もしました。
そこから、もしも電話や連絡が来ても引き継ぎファイルを見てください。と言えるように、そして赴任した養護教諭も4月から働きやすい環境となるよう願って、できる限り詳細に、どんな些細なことでも詳細に記した引き継ぎファイルを作成するようになりました。
4月からはあなたの保健室
次は、引き継ぐ側のお話しをしましょう。
4月から、ほとんどの方が1人で保健室経営をします。前任者の引き継ぎを受け入れるだけで本当にいいのでしょうか?
不安なことは本当にない?
救急処置はどうしろと言えないけれど、それ以外に日本スポーツ振興センターとか、ね。自治体によって、手続き作成や入金の仕事が全て養護教諭ではない、ってところもあれば、全て養護教諭ってところもあります。ぜひ確認してほしい1つです。
何度もいうけれど、4月から1人なのです。「なんとかなる」は「どうともならない」です。
引き継ぎを受ける前に、聞いておきたいこと、確認しておきたいこと、予め用意しておきましょう。
そして新天地で花が開くことを心より願ってます!